シンポジウムへのご参加、ありがとうございました。 | マニフェストを提案する弘前市民の会

シンポジウムへのご参加、ありがとうございました。

5月29日にジョッパル4階の弘前駅前市民ホールで、新しいまちづくりのためのシンポジウム『上野千鶴子と語ろう』が開催され、125名の来場者とともに、合併後の新市を考える有意義な意見交換が交わされました。ご来場いただいた皆様、お忙しい中、こころよく講師を引き受けてくださった上野千鶴子さん、市民パネラーの方々にこの場を借りて御礼申し上げます。


東京大学大学院教授の上野千鶴子さんには、「自分力は市民力」と題して、当事者主権のもとに、自治とは何か、NPOや市民事業体の創生期としての市民と行政の関わり方などについて、多くの事例をもとにご講演いただきました。今回の内容は後日私たちが作成するマニフェストの巻末に盛り込む予定ですので、今しばらくお待ちください。


また、当日は相馬村村議の三上直樹さんにもご来場いただき、ご質問も賜わりました。三上さんはローカル・マニフェスト推進地方議員連盟にもご参加されるなど、私たちと同様にローカル・マニフェストに関心の高い方です。今回のシンポジウムの感想をご自身のブログ でも紹介いただいております。


私たちが作ろうとするのは、ローカル・マニフェストが理想とする形式には程遠いものかもしれません。しかし現実には行政上の問題のほか、公職選挙法上の問題もあります。地方選挙においては規定される以外の印刷物は配布できません。これは最高裁判例にも明らかですから、あまり裁量の余地がないこともあり、現実的に理想通りのローカル・マニフェストを作ることは困難です。しかし私たちのように市民活動として発表する分には何の問題もなくできます。これが今最も現実的なアプローチだと、私たちは考えています。


三上さんが参加するローカル・マニフェスト推進地方議員連盟は発足したばかりですが、一方では市民サイドの組織としてローカル・マニフェスト推進ネットワーク の地方組織が続々と立ち上がっています。マニフェストは今や政治家だけではなく、市民参加のもとで着実に発展しつつあります。私たちもこのネットワークと連携しながら、継続的な活動につなげていけるよう、努力していきたいと考えております。


多くの方々のご参加とご協力を今後もお寄せいただき、ボトムアップで作る新しいマニフェストのあり方を、ともに考えていきましょう。