金沢市政は終わった | マニフェストを提案する弘前市民の会

金沢市政は終わった

1日過ぎてみて、落胆よりも喜びの方が大きくなってきました。下田氏の陣営でも、落胆の色は隠せないものの、脱力感はありません。何より、「金沢市政が終わった」ことを誰もが喜んでいます。金沢氏が勝つことで様々な報復がありえることを考えれば、相馬さんでよかったと思えるわけです。

相馬市長の誕生には非常に大きな意味があります。自民・公明・連合青森・社民党・商工会議所をはじめとする様々な職域団体、県議や市議会議員多数派による圧倒的な反市民勢力を向こうにまわして勝ったことが一つ。政党など特定の政治勢力と結びつくことなく、全くの無所属で勝ち、市政執行のフリーハンドを手に入れたことが一つ。そして何より、弘前市民に対して「望めば変えられる」ことを知らしめたことが大きな成果であると思います。

同時に、相馬市長が抱える課題もあります。政策のうち、弥生リゾート跡地の処理など、市議会との対立が予想されるものが少なくないことがあげられます。相馬市長にとって議会対策上市民の支援が最も必要になっていきます。市民の後ろ盾があってこそ、抵抗勢力が多数を占める議会に対し堂々と政策実現を訴えることができます。

相馬市長が今後、選挙で公約した政策実現のために、一歩も引かない姿勢を示し続ける限り、私たち市民グループにしろ、姿勢刷新を掲げて立候補した下田氏、須藤氏のグループも相馬市政に協力を約束するでしょう。

議会は多数の市民が示した意思を無視することなく、自然体験型拠点施設整備事業の撤回や新市建設計画の見直しに対して積極的に応じる姿勢を見せていただきたいと強く願います。もしどうあっても市議会が対決姿勢を示し続けるなら、市民グループが中心となり、議会の解散請求に向け運動するほか、次の市議選で抵抗する市議の落選運動を展開しますので、よくよくお考えの上、ご対応ください。